マンションリフォームの基礎知識
中古マンションを購入するとき、子供たちが独立してライフスタイルがかわったときなど、部屋の間取り等を変更して全く新しい内装に変えることができるのがスケルトンリフォームです。
特に中古マンションの購入時にスケルトンリフォームをしてしまうのは家財道具の移動や引越しの手間がないのでとても楽です。
スケルトンリフォームは壁や設備を全て取り去ってコンクリートがむき出しの状態から新しく内装を作っていくのでもちろん間取りの変更や配置もほぼ自由にできます。
リビングと隣接する和室をくっつけて大きなリビングを実現したり、独立した子供の部屋を繋げて広いベッドルームを作ったり、念願のこじんまりとした書斎を持つことも可能です。
スケルトンリフォームにすると水まわり周辺も全てまっさらになるため、リビングとキッチンの配置をカウンターキッチンにしやすかったり、風呂場と洗面所の大きさやレイアウトを変更しやすくなります。
ただし配管などの問題があるためリフォーム業者との打ち合わせで実現可能な理想のレイアウトを導きだしていきます。
スケルトンリフォームにすると配管や配線を全て新しいものに交換できます。特に古いマンションの場合は配管の交換は必須です。
配線はコンセントの数や位置、電話回線やLAN回線、間接照明の位置やそれに伴うスイッチの設置と配線などが自由にできます。
壁や天井、床に断熱材を入れることで夏は涼しさを保ち冬は暖房効率を高める断熱性の向上も可能です。最近では窓を二重にする内窓をつけることで断熱性・防音性を高めるリフォームもありますが、スケルトンリフォームはさらに上を行くエコを実現できます。
マンションの管理規約には、リフォームの制限事項やリフォームの申請方法などが詳しく書かれています。内容はマンションごとに違いますので、あなたのマンションの管理規約をしっかりと読んでおく必要があります。
多くの管理規約で制限されているのが床材です。床材には防音のランクがあり、防音性の高さを定めている管理規約がほとんどです。戸建ての場合はさほど気を使わずに使える無垢材などもマンションの場合は使えないことが多いのです。
フローリングの防音性能はL40、L45、L50などのように分けられています。この数字が少ないほどランクが高く防音性に優れています。ランクが高くなれば価格も高くなるのでリフォーム費用に直結します。
マンションの管理組合によっては防音性能だけでなく使用可能なフローリングの製品まで定めているようなところもあるので注意が必要です。
基本的に土日祝日は工事が禁止されているところが多いです。時間帯は9時~17時までが多く、その日数で工期が決まってきます。
資材や廃材の搬入出経路の指定やエレベーターや共用廊下の養生などの指定もある場合があります。
数百万円をかけてリフォームするのですから、しっかりしたリフォーム業者を選びたいですが、実際どのように選べばよいかわからない方がほとんどです。
まずはリフォーム業者をどのように見ていくかを解説していきます。
どんな買い物でもできるだけ良いもので安く買いたい時は値段や品質を比べますよね。リフォームの場合も同じです。複数のリフォーム業者を選び、相見積もりをとって価格と提案力を見ていきましょう。
どの業者を選べばよいかわからない場合は、インターネットでマンション周辺を担当するリフォーム業者へ一括で見積もりをとれるホームプロがお薦めです。
私も利用したことがありますが、まずは匿名で概算見積もりを出してもらうことが可能です。そこから提案力と価格を見て、5社以内に絞り込みましょう。
良い業者にはこちらの情報を送り、実際に内覧・採寸して正式な見積もりを出してもらいます。
実際にホームプロの時点で業者側は相見積もりを取られていることは承知の上で現地に来ていますが、次のことに注意してしっかりと業者側へ伝えましょう。
中古マンションを購入後、できるだけ早く入居できるかどうかが、家賃と住宅ローンの重複期間を少なくできるかの鍵になります。
速やかにリフォーム工事ができることも大切な要素です。
価格や提案力に魅力を感じた業者と詰めていきます。
このとき、見積もりは無料ですが、今回は外れてしまった業者たちは見積をした社内のコストがかかっています。ここを忘れてしまう人が多いのですが、しっかりと断りの電話を入れて、お世話になりましたと告げることがマナーです。
中古マンションを購入するときはよほど築浅の物件か、すでに全面リフォームしていない限りほとんどの場合はリフォームして引っ越すことになると思います。
中古マンションを購入するときのリフォームについて詳しく解説します。
中古マンションの内覧をして、ここを買いたいと思ったら、どこがリフォームしなければならないか、スケルトンリフォームなら広さはどれくらいでこんな間取りにしたい、などイメージを膨らませて予算を大まかでよいので把握しておくことが大切です。
中古マンション契約までの諸手続きが始まったら、施工図面をもとにリフォーム業者に概算見積もりを出してもらいます。実際にショールームでキッチンやバスなどを見ておくのも良いと思います。
この価格帯のものはこのグレード、というのが見て触ってわかるものです。
希望のリフォーム内容と見積もり価格を照らし合わせて実際にどのようにするかを検討していきましょう。
マンションの引渡しが済んだらすぐにリフォーム業者に来てもらい、採寸してもらって最終的な見積もりを作成してもらいます。
この時点からリフォーム業者選びをしていては打ち合わせの時間だけ住宅ローンの支払いと家賃を支払う重複期間が長引きます。
空室の状態でリフォームができると、完全にスケルトン状態でリフォームするのが簡単なことが挙げられます。住んでいる状態でのスケルトンリフォームは一旦全ての家具を出して引越しするようにして出ていかなければならないのを考えれば理解しやすいでしょう。
また、ポイントリフォームだったとしても住みながらのリフォームではないためストレスは軽減されます。
マンションのリフォームでは共用部分となっていてリフォームしてはいけないところがあります。
基本的にはリフォーム業者ができるできないを教えてくれるので勝手に共用部分を壊したりリフォームすることはほとんどないと思いますが、ここまではリフォームできない、ということは事前に知っておいたほうが良いでしょう。
玄関ドア本体の交換はできません。また窓のサッシを交換することはできませんので中古マンションの場合は壁紙やフローリングが新しくなっても窓だけは昔のまま、ということがあります。
が、最近では二重サッシにして防音性と保温性を高めるリフォームをして新しいサッシを内側につけるリフォームが多くなっているのでそれで対応は可能です。
バルコニーに何かを設置したり、サンルームのように改造するようなリフォームはできません。
基本的には避難するときに邪魔になるようなものは置けないことになっていることが多く、リフォームはもってのほか、というわけです。
壁に穴を開けて外から何かを入れる、そんなことはもちろんできません。
エアコンの室外機とつなぐ配管は専用の穴を使うことになり、新しく壁に穴をあけて通すことはできません。
ずっと住んでいると部分的に壊れてきたり汚れがひどかったりしてどうにかしたいと思うようになりますよね。そんなときは気になるところだけをリフォームするポイントリフォームがお薦め。
ポイントリフォームは一部分だけを改修するためコストも安く、短期間で終わるため思い立ったらすぐに依頼して工事完成まですすめることが可能です。
ただし一部分だけ新品になってしまうのでほかの部屋や壁紙、設備などの古さが逆に目立ってしまうことも念頭に入れておきましょう。あれもこれもとリフォームしていくうちにほとんど全ての部屋をリフォームすることになってしまった、という人も少なくないはず。
スケルトンリフォームは家の内部を全て取り壊して、配置や間取りなど一から作り直すリフォームです。中古マンション購入時などはスケルトンリフォームをすることで新築同様の設備を備えた部屋にすることが可能です。
スケルトンリフォームはまずキッチンやバス、トイレ等全ての設備を取り壊し、壁や天井部分もはがして壊すため、リフォーム期間中は別宅での生活となります。マンスリーマンションなどが良いでしょう。広さや工事内容にもよりますが、基本的に2ヶ月前後でスケルトンリフォームは終わります。
間取りや配置を決めるのがとても時間がかかるでしょうから、余裕をもってリフォームにとりかかりましょう。スケルトンリフォームの詳細はこちらで解説しています。
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