マンションリフォームの基礎知識

和室をフローリング洋室に

中古マンションでなくても和室を洋室に変えたい、和室はいらないと感じている方が多いと思います。和室から洋室へリフォームするのは何段階かに分けられます。
完全な洋室へとリフォームする段階を追ってみていきましょう。

畳からフローリングへリフォーム

畳をはがしてそこにフローリングを敷き詰めていきます。畳の厚さの分だけ他の部屋のフローリング部分よりも下に下がっている事が多いため、高さ調節のため根太と呼ばれる木の格子を床に組んでいきます。高さを調節して床の傾きがないかどうかを調整しフローリングを貼っていきます。

単純に床がフローリングになればOKという場合はここで終了です。だいたい20万円前後と考えてください。

壁も洋室風にリフォーム

和室の壁には木の柱がついていませんか?その部分が残っているとなんとも洋室っぽく見えない場合があります。戸建てなどは実際に柱であることもありますが、マンションの場合は柱のように見せるために板を貼っている場合があり、これを剥がして下地を整えます。
柱だった場合はその柱に合わせて壁に板を貼り厚みを調整します。

壁紙もほかの部屋と同じような壁紙へと貼り替えます。

天井を壁紙が貼れるように作り変える

和室の天井は板が何枚かに分けられてはりつけてありませんか?この状態だと壁紙を貼ることはできません。天井の板を取り外してここにも板を張り替えていき、壁紙を貼れる状態にします。

押入れをリフォームする

押入れがあるかどうかで完全な洋室になるかどうかが分かれます。

ふすまをそのまま残し、壁紙を貼ることで洋室の一体感を出す。これが一番お金がかからない方法です。

続いてふすまを取り払い、ふすまが入っていた溝部分をレールにしてクローゼットの扉をとりつけます。これは規格ものがしっかりと入ればいいですが、規格外のものを入れるとなるとコストも若干かかります。

押入れの中段などを取り払い大型のクローゼットにする場合は取り壊しとさらに廃材が多くでるためコストも大きくなります。また床も同じフローリングにするほうが統一感がでるでしょう。

内装のリフォームポイント

壁紙の貼替え

壁紙は白いっぽいものでいいかな。と考えがちですが、家の中で一番面積が広いのが壁紙です。
よって、壁紙は壁と天井全てで必要なので貼替えのコストもかかります。
基本的にリフォーム業者が用意する壁紙にはランクがあり、一定の価格帯から好きな壁紙が選べます。機能もさまざまで消臭効果があるという壁紙や質感が違うものまで色々と用意されています。

私は壁紙は基本的に白でもいいと思いますが、壁の一面だけを黒っぽくするとか、大胆に赤っぽくするとか、壁に一点の色を入れるだけで室内の印象がガラッと変わります。白だけだと箱の中で生活している感じがしませんか?

色だけでなく、カラフルな柄が入っている壁紙もあり、特に輸入しているインテリア業者などには豊富な壁紙があります。一度見てみるととても楽しいですよ。
ただし、リフォーム業者によっては別途購入の壁紙では料金がかかる場合もあり、リフォーム業者との相談の上で行いましょう。

建具の交換

ドアやドア枠など、古いマンションの場合傷がついていたり塗装が剥げてきている、もしくはタバコのヤニがついて黄ばんでいる場合が多いでしょう。壁紙なら貼り替えればいいですが、ドア、建具の交換となると部屋数が多ければ多いほどコストが増えます。

低価格でリフォームする場合は、ドアをペイントする方法があります。ドアの素材によってペンキが違いますのでリフォーム業者が適したペンキを使ってペイントしてくれます。ある程度の小キズであれば当然目立たなくなります。
ペイントに関しては自分でもDIYレベルでとても綺麗に仕上がります。養生や二度塗などがとても大変ですがやる価値はあるのでは?自分で工作のようにリフォームするのも楽しいものです。

ドアにももちろんグレードがあり、装飾がついたお洒落なものは高いですし、シンプルなものは安いです。サイズも定形品を利用することが多いと思うので、現在のドアのサイズで選べる商品が限られることがあります。

床のリフォーム

フローリングにするのが一般的ですね。マンションの管理規約によってはフローリングの等級が指定されていることがほとんどですので、そちらをよく読んだ上でフローリング材を決めていきましょう。

雰囲気を重視する方はよく大理石のタイルを敷き詰めたりします。これも色が選べるので独特の雰囲気と高級感を醸しだすことが可能です。防音性などは管理規約に沿ってリフォーム業者に対応してもらいましょう。
もちろんフローリングよりは価格がグンと高くなりますので予算に余裕がある方は廊下からリビングまでだけでも高級感がだせるはずです。

トイレのリフォームポイント

新しい便器に交換する

古いトイレは流すのに大量の水が必要でしたが、最近では最小限の水で流すことができるものが主流で、ものによっては汚れもきれいに落とすように水流を作る便器もあります。

タンクがないタンクレスのトイレは狭いスペースを出来る限り広くするために有効です。価格も高くなりますがシンプルな見た目でおしゃれですよ。

壁紙、床をリフォーム

便器の後ろの壁紙を1面だけ色違いのものにしてみると空間がグッと締まりおしゃれになります。
また床はおそらくクッションフロアが一般的ですが、色を暗い色にするだけでも雰囲気は変わってきます。

洗面所のリフォームポイント

洗面所は洗面台、収納、洗濯機など小さなスペースにいろいろなものが詰まっている場所です。また、殆どの場合バスルームへの入り口も兼ね備えているため、リフォームにこだわる方を悩ませます。

安いものは数万円から

洗面台は安いものであれば数万円からあり、リフォームの水まわり設備としてはそれほど高く付くわけではありません。ただしピンキリで収納一体型のものや素材や洗面ボールが2つあるものなど洗面所の広さや予算に応じて様々なグレードの洗面台があります。

基本的には照明、鏡、洗面ボール、洗面下収納の一体型が一般的です。大掛かりなリフォームになれば鏡は壁に直付け、洗面台はガラスボール、なんて一風変わったお洒落な空間も演出可能です。

洗面所は多目的室として考えてリフォームする

洗面所はお風呂への脱衣所であったり髭剃りや洗顔、化粧、手洗いなどさまざまな使用用途がありますよね。そこには活動の数だけモノが溢れることを意味しています。

タオル、バスタオルの収納は家族が多くなればなるほど必要になりますので天井の高さまである収納を作ることは必須です。取り出しやすい上部はタオル類を、しゃがんで引き出す部分には雑巾や予備のバスマットなどを収納するなどイメージをして収納を選択していきましょう。
洗剤や柔軟剤などのストック場所なども余分にスペースを用意しておくとよいでしょう。

歯ブラシや歯磨き粉、化粧品のボトルなどは洗面台ユニットにある鏡の裏側へ収納するのもよし、壁自体の厚みを少し凹ましてニッチな収納スペースを作るのもアリでしょう。

バスルーム・浴室のリフォームポイント

バスルームは一日の疲れを癒すプライベート空間です。中古マンションでし一番リフォームしたい、しなければならない部分のひとつなのではないでしょうか。
さらに水まわり設備としても高額になるので価格とグレードの天秤となりますが、納得いくようなリフォームがしたいですよね。

ユニットバスの交換はそれほど難しくない

ユニットバスにも一定の規格があり、既存のスペースに合うサイズのものを入れることになります。
ユニットバスのグレードは広さもありますが、最近では床がすぐに乾く素材や浴槽が魔法瓶状態になっていて温度低下を極限まで防ぐものなど性能の向上で価格も変わります。

家族が多い場合は追い焚き機能をつけて、魔法瓶浴槽にすると経済的です。

バスルーム周辺も改修できる場合も

古いマンションの場合は給湯器が室内にあることもあり、これをパイプスペースやベランダなどに移すことによってバスルームやその周辺を広く使う事ができるようになります。
また、洗面所からバスルームへ入る段差がとても高いマンションもあり、これもリフォーム時に下げることが可能な場合があります。

リフォーム業者、管理規約、スペースと相談して生活しやすいバスルームにリフォームすることが可能です。

キッチンのリフォーム

キッチンはリフォーム箇所の中でも高額になります。リフォーム業者によっては本体価格をほぼ半額近くまで割引してくれるところもありますが、実際は工事費も高くなるためリフォームの予算に占める割合は大きくなります。

位置を変えずにキッチンをまるごと交換

システムキッチンには大体大きさの規格があり、キッチンスペースによってどの規格のものが入るかで価格も変わります。
システムキッチンの導入と天井や周辺の壁紙の貼り替えや場合によっては床の貼り替え等も必要になることがあります。
配管等が古い場合は新しいものに交換する工事もしておいたほうが無難です。漏水はキッチンをつけてしまってからではなかなか直せません。

壁に向いているキッチンを対面式カウンターキッチンへリフォーム

昔のマンションだと、LDKが一体になっていて、リビングに背を向けるようにして調理する壁に向かったキッチンも少なくありません。
このキッチンの位置自体をずらして、リビングと対面式にするカウンターキッチンにすることも可能です。

キッチンの位置を移動する場合、配線・配管をずらしたり伸ばしたりすることや、床、天井、壁のリフォームも必要になってきます。スケルトンリフォームの場合はやって損はないでしょう。

キッチンの機能性を高める

新しいキッチンには多くの機能をつけることができます。たとえばガスを使わないIHヒーターや食洗機を内蔵することも可能です。ここはリフォーム価格との兼ね合いになりますが、住んだあとから『やっぱりああしておけばよかった』、と思ってもなかなか変更することはできませんのでじっくりと考えましょう。

豪華で高価なシステムキッチンを選ぶよりも、まずどのように使うのか、今どのように不便を感じているのかを解消できるキッチンリフォームをイメージすることが大切です。